奈良市の富雄丸山古墳で保存状態が極めて良好な木製の棺が確認されました。

富雄丸山古墳ではこれまでに過去最大の蛇行剣などが発掘されていますが、奈良市が去年12月から古墳を調べたところ木製の棺が確認されたということです。

確認された木棺は筒状で保存状態は極めて良好で、被葬者や副葬品を収める身とその上にかぶせる蓋にわかれる割竹形木棺だということです。

木棺は土の中で腐食して消失することが一般的で詳細な構造を留めるものは珍しく、内部の一部に金属探知機による反応があるということです。

市は2月中旬から内部の本格的な調査を開始する予定です。