長野市中条支所・清水支所長:
「県道の長野大町線に入ってくると中条の地区内に入ってこられます。この道が大町・白馬に抜けるこの地区の大動脈です」

清水支所長は、特に虫倉山のふもとでは、中条地区のほかの集落とも行き来できなくなるおそれがあるとしています。

長野市中条支所・清水支所長:
「地震でゆすられることによって、岩や土砂が人家に落ちてくる土砂崩れとして発生する。そうすると、道路も必然的に埋まってしまう、落ちてしまうという状況が考えられる」

中条地区の総人口は1,462人で、高齢化率は57.8%(2024年1月現在)。

能登半島地震で孤立が発生した石川県輪島市(2021年3月現在:45.7%)よりも高く、孤立が長期化した場合の健康状態が懸念されます。

地区の住民は:
「石油とかそういうものは気にしている。薪をだいぶ前から用意している。こういうところなので、なんかあったときにはテントもありますので(自宅前に)張ろうかと一応考えはしているんですけど、実際にどうなるやらわかんないんですけど」

支所が入る建物は避難所に指定されていて、レトルトのご飯やおかゆ、水のペットボトルなどを備蓄しています。

ただ、大勢の住民が避難してきたり、孤立が長期化したりした場合に足りなくなることも想定されます。

長野市危機管理防災課・紅粉康弘(べにこ・やすひろ)さん:
「防災用のドローンを導入して空から物資を届けられないかということで、最大重量20キロまで運べるドローンになりますので、実験的に使っていこうという状況」

長野市は、備蓄の拡充を検討していますが、それとともに「家庭でも備蓄をしてほしい」と呼びかけています。

危機管理防災課・小林弘明(こばやしひろあき)課長:
「市のほうでも必要なものをそろえていきますけど、まずは家庭内での備蓄をお願いしたい。最低でも三日間くらい過ごせるぐらいの量を備蓄しておいてほしい」

災害時に孤立集落を生まないためのインフラの強化はもちろん、いざ孤立した場合に備えて、住民自ら非常食を備蓄しておくなど、災害を『自分事』として捉えた対策も重要になっています。