東京慈恵会医科大学客員教授 中田浩二 医師
「まず胃がもたれる感じ。胃が小さくなったような感じで、例えば食事を食べ始めてたくさん食べてない段階でもうお腹が張って苦しくなってしまってもうそれ以上食べられなくなってしまう、いわゆる早期膨満感と言われる症状。
あとは胃の辺りが痛かったり、焼けるような感じ、これが代表的な症状です」

そんな「機能性ディスペプシア」がなぜ今、日本人に増えているのでしょうか?

東京慈恵会医科大学客員教授 中田浩二 医師
「やっぱりストレスが大きな原因ではないかと考えられています。ストレスは生活していく上で必ずあるものなんですけど、それにちょっと気持ちに余裕が無くなって振り回されてしまうところがあるんじゃないでしょうか。
対人関係のストレスとか、社会的な経済的な問題であるとか、あとは仕事が多くて体がそれについていけないとか、そういうことが総合的に体に働いて、いわゆる体がSOSを出している、そんな感じではないでしょうか」

では、「機能性ディスペプシア」の予防やケアには、どんなことに注意すればよいのでしょう?

東京慈恵会医科大学客員教授 中田浩二 医師
「一回自分の生活を見直して、体に負担をかけていないか、心に負担をかけていないかをまず見直して頂いて、少し自分を緩めてあげて。
食べる物もよく噛んでゆっくり食べる、夜もゆっくり休んで、頑張りすぎないで、自分のための時間とかゆとりを持ってあげることはすごく大事かと思います」