武見厚生労働大臣は、国家公務員の「マイナ保険証」の医療機関や薬局での利用率が4.36%にとどまることを明らかにしました。

武見敬三厚生労働大臣
「これではまだ低すぎる。もっと率先して使っていただくように働きかける必要性を改めて認識しました」

厚生労働省は、国家公務員とその家族が加入する共済組合の去年11月の医療機関や薬局での「マイナ保険証」の利用率が4.36%だったことを明らかにしました。

省庁別に利用率をみると、▼「マイナ保険証」の利用を推進する厚生労働省で4.88%、▼最も高い総務省でも6.26%にとどまっています。

国内全体の去年12月時点の利用率も4.29%と低迷しています。

一方で、マイナンバーカードを健康保険証として登録している人は1月21日時点で73.8%にのぼっていて、利用率と登録率には乖離のある状態が続いています。

政府は、今年12月には今の健康保険証を原則廃止することを決めていて、利用率の向上に力を入れています。