鬼の“中の人”は帰省した若者
鬼に扮するのは地元出身の若者たち。半数以上が普段は地元を離れているそうですがこの日のために帰省します。見た目は恐ろしい鬼ですが、実は青竹で悪霊や厄を払い獅子は体の悪いところを噛んで良くしてくれると言い伝えられているそうです。
住民「おかげさまでありがとうございました」
住民「噛んでもらいます。頭が良くなるように。ボケ防止。嬉しいです。毎年あるといい」

村の人たちは、こっぱげ面を料理や酒でもてなし、みんなが集まって交流する機会にもなっています。しかし、子供たちにとっては“鬼の形相”が迫って来るのは心底怖い体験です。

Q鬼さん来ないようにどうしようか
子供「弟に優しくする」
こっぱげ面は子供たちの教育にも一役かっているそうです。
祭りがつなぐ人の輪 鬼が「ハブ機能」
星野村三坂祇園祭伝承師・二田房一さん「星野村全部が活気づいていたので嬉しかった。人口は減っていますがこの祭りがあるから人が集まってくる。だからこの祭りは続けていかないといけない」

鬼の雄叫びと子供の泣き声が響きわたった星野村。村を離れた人たちも3年ぶりの祭りに集って賑やかな一日になりました。