今月、羽田空港で起きた航空機同士の衝突事故を受け、国土交通省はパイロットと管制官との意見交換会を緊急開催しました。
きょう、羽田空港で行われた意見交換会には、パイロットと管制官あわせて40人が参加し、およそ2時間半にわたり、管制通信でのコミュニケーションについて意見交換が行われたということです。
この意見交換会は通常、年1回程度行われているものですが、今月初めに羽田空港で起きた航空機同士の衝突事故を受け、緊急開催したということです。
今回の事故では、管制官が伝えた「ナンバーワン」という離陸の順番を示す言葉を海保機側が滑走路への進入許可と誤って認識した可能性があることから、国交省は当面、すべての空港で離陸順を航空機側に伝えないこととしています。
しかし、今回の意見交換ではパイロット側から「自分の離発着の状況を知るために、ほかの航空機の離発着の情報も役立つ」として、「順位を含む情報提供も有益だ」という意見が出たということです。
緊急の意見交換会は全国で順次開催される予定で、国土交通省は「挙げられた意見は衝突事故の対策検討委員会に報告するなどしてコミュニケーションの改善を図っていきたい」としています。
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