紅茶に塩!? イギリスvsアメリカ「完璧な紅茶のレシピ」で大論争
良原安美キャスター:
どうしてここまでイギリスの人たちは反発するのでしょうか。
英国紅茶研究家 藤枝理子さん
「イギリス人は伝統やマナーを重んじる国民性。紅茶文化は日本の茶道のようなもの。紅茶に対するこだわりが強い人が多い」

イギリスでは「アイスティー」「レモンティー」は基本的にNG。「ストレート・ミルクティーのみ」で楽しむのが伝統的とされています。 “紅茶のお供”スコーンにもこだわりがあり、先に塗るのがバターかジャムかで論争が起きるぐらい大切な文化なんですね。
英国紅茶研究家 藤枝理子さん
「(イギリス人は)紅茶愛が強いので、“塩なんて”という人も多いのでは」
食文化に関する“論争” 日本でも…

こうした食文化に関する論争は日本でも起こっていました。
2006年、世界で日本食が広まってアレンジされていく中で、いわゆる“ニセ日本食”を取り締まるために農林水産省が「日本食レストラン認証制度」を検討しました。これには国内外から批判があったということで、これまで行われていません。
海外で“進化”した日本食としては、アメリカのカリフォルニアロールがあります。さらに台湾では砂糖を入れた味噌汁が親しまれ、フィンランドではイチゴやバナナをお寿司に乗せるアレンジもされているようです。