メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグローブ。届いた学校ではどんな使われ方をしているのでしょうか。福岡県北九州市の小学校で開かれた野球教室では、指導した選手はいつもとは違う「効果」を感じていました。


◆小学4年生が野球教室で使った


北九州市若松区のくきのうみ小学校では、29日、独立リーグ「北九州下関フェニックス」の選手3人による野球教室が開かれました。

指導する選手
「大谷選手はこのボールを160キロで投げます!」

子どもたち
「おおー」「あたったら痛そうー」


◆届いた3つの大谷グローブ


4年生36人が使用したのは、大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したいわゆる「大谷グローブ」です。グローブには大谷選手のサインが入っていて、右利き用が大小1つずつ、左利き用が1つ届きました。


◆「キャッチボールは楽しそうに見えなかった」


子供たちは、グローブのつけ方やボールの握り方を教わったあと、キャッチボールに挑戦しました。


参加した子どもたち
「すごく使いやすくて大谷翔平選手が愛用しているのがよく分かりました。キャッチボールは、これまで楽しそうにはみえなかったけれど、できるようになったら楽しかった」
「グローブが小さくて手のサイズにあっていたので捕りやすいという感じがありました。今度家族でやってみたいと思った」


◆効果は「すごくある」


野球人口のすそ野を広げようというこの取り組み、この日初めてキャッチボールをしたという子供も少なくありませんでしたが・・・

記者 Q大谷グローブ効果はありますか?


北九州下関フェニックス 中村道大郎選手
「すごくあると思います。大谷選手がこういう活動をしてくれたおかげで、みんながいつもやる野球教室よりも前のめりに聞いてくれる姿勢が嬉しかったです」


くきのうみ小学校 三原達也校長
「きっかけになるのでいいですね。運動に親しんだり自分で夢を持って何かしたり、そういうことにつなげてもらえたら良いかなと思います」

「野球しようぜ」、大谷選手のメッセージは子供たちにしっかりと届いているようです。