フィリピンの制作会社が東日本大震災をテーマに映画を制作することになり、岩手県の沿岸部でロケをしています。遠く異国の地で津波で最愛の人を失ったフィリピン人の男女が主人公の作品です。
27日に岩手県釜石市の根浜海岸でフィリピンの映画「ウィスパー・イン・ザ・ウィンド」のロケが行われました。映画は東日本大震災の被災地を舞台に描かれています。
(制作会社のエグゼクティブ・プロデューサー エルビン・ブランコさん)
「私たちは大槌町の『風の電話』の力強いストーリーに感動して、亡くなった人とのつながりを描きたいと強く思った」
映画は亡くなった人に思いを伝えるため大槌町の男性が作った電話ボックス「風の電話」がモチーフになっています。遠く異国の地で津波で行方不明になった婚約者を探し求めるフィリピン人女性が、被災地で母親を探す男性と出会い互いに生きる意味を深く考えるというストーリーです。主人公ハンナを演じるのはフィリピンの人気俳優、バービー・インペリアルさんです。
(バービー・インペリアルさん)
「映画を見た人がそれぞれに会いたい人に出会えるよう願いながら演じています」
映画は陸前高田市や大船渡市でもロケを行い、今年の暮れに公開される予定です。
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】女子中学生をはねとばした”危険運転” 事故から2週間...中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い抜き命を危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかる恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
