今月20日・脳卒中のため亡くなった電撃ネットワークのリーダー、南部虎弾さんの告別式が営まれ約150人が参列しました。

電撃メンバーたちは、それぞれ涙ながらに弔辞を送り、最後は“南部さんは暗いの嫌いだったんで笑って送ってほしい“と参列者に呼びかけ。
南部さんとの別れを惜しみました。

葬儀後は、電撃ネットワークのテーマ曲として知られる楽曲「ワイプ・アウト」に乗せ、参列者の「オイ!オイ!」という掛け声の中、電撃ネットワークメンバーが棺を担いで出棺。“南部さんありがとう!“という掛け声があちこちから上がりました。

参列したデヴィ夫人は、“南部さんのお葬式らしく、皆さん思い思いの格好でとても華やかで、こんなにも多くの方に愛されたんだなと改めて思いました“としみじみ。
そして、“私、日本に帰ってきて「こういう方がいるんだ」って本当にビックリしました。彼の芸は他の方にマネができない突飛なものが多かったし“と、振り返り、“彼、自分でも亡くなるの知らなかったんじゃないですかね。気がつかないうちに亡くなっちゃってたって。突如その扉開けて出てくるんじゃないかって思ってます。最後まで人をビックリさせる人だったんだなって思います“と偲びました。

また、電撃ネットワークに楽曲提供をするなど、長年親交のあったサンプラザ中野くんは、“芸能界で一番仲良くしてくださいました。(自分は)なかなかお友達がいないんですけど、南部さんのおかげで友だちが増えて、いろいろ楽しいことをさせていただきました“と、感謝。

南部さんの訃報は、車の運転中に知ったそうで、“エスパー(伊東)さんのことじゃないの?って。車を停めてしばらく呆然としてました。大変ショックでした。(忌野)清志郎さん以来のショックでした。どちらも僕を「サンプラさん」と、優しく呼んでくれていて。今でも「サンプラさん」って(南部さんの)かすれた声が聞こえてくるようです“と話しました。

南部さんと同じ、阪神タイガースファンの松村邦洋さんは、“南部さんは野球がすごく好きだったんでね。去年、阪神が優勝したとき、日本一が見られてすごく喜んで“と、懐かしみました。

さらに、“サソリがときどき楽屋で逃げ出したりね。(南部さんが)「孵化しなきゃいいだろう」みたいな。ザリガニじゃなくてサソリなんですよ。でも、芸には厳しい人でしたけど、僕には優しい人でした“と、笑いを交えて人柄を偲んでいました。

南部さんの棺には、つなぎやサングラスなど、南部さんが愛用していた電撃ネットワークのステージ衣装が入れられたということです。

【担当:芸能情報ステーション】