岡山市出身の小説家・内田百閒の新たに見つかった直筆の原稿が岡山市北区の吉備路文学館で公開されています。
内田百閒の代表作「阿房(あほう)列車」の原稿です。全15編ある中の一部が見つかり、公開されています。岡山市出身の内田百閒は、昭和時代に活躍した文筆家です。「阿房列車」は、百閒自身が5年の歳月をかけて青森から鹿児島を旅する中で見聞きした風景や会話が中心です。今回、新たに故郷・岡山について綴られた「不知火(しらぬい)阿房列車」などの直筆原稿が見つかりました。
(吉備路文学館 明石英嗣館長)
「「阿房列車」って、どういうお話だったのかなというのを振り替えっていただくと同時に、百閒さんの描写した素晴らしい岡山の風景も楽しんでいただければなと思います」
また、きょう(27日)は能登半島地震のチャリティイベントとして、内田百閒にまつわる作品の朗読会も行われました。「おかえり、阿房列車」と題した原稿の公開は1月31日までの予定です。