国土交通省と気象庁は16日、大雨や台風などの際に発表する防災気象情報を大幅に見直し、2026年(令和8年)5月下旬から運用を始めると発表しました。情報の名称そのものに、警戒レベルの「数字」を直接入れるなど、直感的に危険度を伝える狙いがあります。

「レベル〇警報」「レベル〇注意報」に

新たな運用では、住民がとるべき避難行動と情報を直結させるため、すべての情報名に5段階の警戒レベルを付記します。例えば、これまでの「大雨警報」は「レベル3大雨警報」に、「大雨注意報」は「レベル2大雨注意報」へと名称が変わります。

警戒レベル4相当→「危険警報」に

また、全員避難の目安となる「警戒レベル4」相当の情報として、新たに「危険警報」という名称が使われます。これまでの「土砂災害警戒情報」は「レベル4土砂災害危険警報」となり、危険度の高まりがより分かりやすくなります。