もし“チェーンLINE”が送られてきたら
◆転送しない
◆電話やショートメールを送らない
◆個人情報を書き込まない
ITジャーナリスト 三上洋氏:
まずは、絶対に転送しないこと。自分も加害者になってしまいます。
そして、電話をしたり、ショートメールを送るように指示されますが、送ったら料金がかかります。高額なお金が請求されます。
そして最後に、電話番号・住所、こういったものを入力してしまうと、次の詐欺に悪用される可能性があるので絶対に入れてはいけません。
恵俊彰:
いくら当たるのか、書いてあるんですか?
ITジャーナリスト 三上洋氏:
5万円と書いてありました。ただ、今まで10万円と書いてあることもありましたし、元々iPhoneのキャンペーンじゃないのにiPhoneが当たっちゃうみたいな「適当さ」がすごくあります。
恵俊彰:
小学生で5万円とか聞いたらびっくりしますよね。
コメンテーター 小林よしひさ:
大人から見ると、こういうメールが来たとき怪しいなという判断はつきやすいと思うんですけど、親の目のないところで来てしまうと怖いですよね。
恵俊彰:
僕、似たようなメールが前に来たことあるんですよ。「当たりましたおめでとうございます」って。「やったー」と言ってママに見せたら、「それをクリックしたら絶対駄目ってあなた毎日テレビで言ってるよね」って。いや大人でも一瞬嬉しいとか思っちゃう。
子どもたちは特に、当たりか外れかを選ばせることでワクワク感が増すし、当選したとなったら喜びや達成感みたいなもので、ついつい次の転送をしたり、電話をかけたりしかねないですもんね。
コメンテーター 中川翔子:
信頼している先輩から送られてきたり、みんなが知っている有名な企業の名を語るところが本当に悪質ですよね。
自分で変なサイトを見に行ったという自覚がなくて送られてきちゃうというのが、なかなか子どもたちは最初わからないかもしれないですね。

ITジャーナリスト 三上洋氏:
まずこういうキャンペーンのメッセージが来たら、企業のホームページなどで本物なのか、本当にキャンペーンとしてあるか確認してください。
そもそも、友人からのメッセージであっても、URLをタップしない、アクセスしない、そしてそれを友達に送らない、拡散しないということが大切です。
企業が注意喚起


社名やロゴを悪用されている企業が注意を呼びかけています。
LINEはSNSで、イオンや、ユニクロ、セブン-イレブンなども公式ホームページで注意を促しています。
ITジャーナリスト 三上洋氏:
各企業とも、一切そんなキャンペーンはやってませんよと。LINEなどで友人間でつないでいくようなキャンペーンはしていませんから、偽物ですよということを言ってます。
恵俊彰:
誰かに「転送」という指示が出て、そこで踏みとどまれればいいわけですもんね。そうしたら被害は出ないですから。皆さん本当に気をつけてください。
(ひるおび 2024年1月25日放送より)