イオン、ユニクロ、セブンイレブンなど有名企業を騙った「偽」のプレゼントキャンペーンが子どもたちを中心に拡散されています。
最新型iPhoneや現金などが当たったと表示され、指示に従い商品の受け取りを促すものや、LINEの拡散を指示するような文言が添えられています。
この拡散方法は携帯の "チェーンメール”にあたるもので、LINEを通じて広がることから“チェーンLINE”と呼ばれています。

‟チェーンLINE”を使った「偽」プレゼントキャンペーン

ITジャーナリスト 三上洋氏:
実際に偽キャンペーンの画面を、安全な環境を作ってトラブルのないように見てみました。

【1】「おめでとう!」というメッセージとともに、企業のロゴ・写真を使ったメッセージが届く
【2】指示に従って操作すると、抽選ボックスの選択画面が表示される

【3】当たりが出ると花吹雪が舞い、札束のイラストとともに「おめでとうございます」と表示される

ITジャーナリスト 三上洋氏:
ちなみに、今まで何度もこれ出てきてますけど、必ず当たるんです。いわゆる「当選詐欺」ですね。さらにここから、賞金獲得のルールが出てきます。

【4】商品獲得ルールとして、「〇人に転送」という指示が出る

ITジャーナリスト 三上洋氏:
なんと20人の友人に、これを転送してくださいと。まさにこれがチェーンメール的な‟チェーンLINE”。「不幸の手紙」みたいなものですよね。
20人に転送という指示があるので、LINEなどで友人に同じようなメッセージを送る。それで終わりかと思ったら、さらに続きます。

【5】海外の電話番号が表示され、電話やショートメールの送信を指示

ITジャーナリスト 三上洋氏:
海外の国際電話会社に入ったお金の一部が犯人側に行くという仕組みがあるとされています。実はかなり昔からある手口です。

【6】住所や電話番号など個人情報の入力を求められる