能登半島地震を受けて、海上保安庁が富山湾の海底の地形を調査したところ、富山市沖およそ4キロの斜面で一部が崩落していることがわかりました。

海上保安庁は能登半島地震を受けて、今月15日から17日にかけて富山湾の地形の変化を確認するため測量船で調査を行いました。その結果、富山市沖およそ4キロの海底の斜面が長さおよそ500メートル、幅80メートルにわたって崩れていて、水深が最大およそ40メートル深くなっていたということです。

海上保安庁は能登半島地震との関連は不明だとしていますが、この崩落が富山湾の津波を発生させた可能性があるとしています。

地震の3分後には富山検潮所で津波が確認されていて、気象庁は近い位置に津波の原因がある可能性を指摘していました。

海上保安庁は来月9日に開催される地震調査委員会で、この結果について報告する予定です。