東北・上越・北陸新幹線が停電の影響で、一部区間で終日運休となっています。すでに7時間以上経過していますが、なぜ復旧に時間がかかっているのでしょうか?元新幹線運転士が解説します。

東北新幹線、上越・北陸新幹線が運休「窓が蜘蛛の巣状に割れた・・・」

良原安美キャスター:
東北新幹線、上越・北陸新幹線が停電の影響で運転を見合わせています。既に7時間以上経過していますが、なぜ復旧に時間がかかっているのでしょうか?

停電は23日の午前10時前に、東北新幹線は上野~小山間で、上越・北陸新幹線は上野~熊谷間で発生しました。これを受けてJR東日本は、東京~仙台間と、東京~高崎間を終日運休すると発表しています。

良原キャスター:
停電により、さいたま市内で停車していた車両は、午後1時ごろ、乗客の避難が開始され、午後1時半過ぎに避難が完了しました。乗客の方によりますと「ボールのような物が落ちてきて、窓が蜘蛛の巣状に割れた。その3秒後くらいでブレーキがかかり、脱線したような感じで傾いた」ということです。

窓が割れるというのは、どのようなことが考えられるのでしょうか。

元新幹線運転手Nスタ・福岡大司プロデューサー:
乗車位置がわかりませんが、▼何かが落ちてきて、それそのものが当たった。▼あるいはこの辺りは砂利を敷き詰めたような線路なので、何かが落ちた反動で石が跳ね返り、窓ガラスに当たった。などが考えられます。