28日、宮城県大郷町で町民らが演じる劇が5年ぶりに上演されます。主演を務めるのは、92歳の男性。本番が迫るなか、熱の入った練習が続けられています。
大郷町や富谷市などの住民による「おおさと『夢』劇団」。中学1年生からお年寄りまでメンバーは11人で、2023年9月から週2回、練習に励んできました。28日に披露する劇で、主演を務めるのは早川光さん・御年92歳。

練習中の早川光さん:
「私は二宮金次郎。生まれは神奈川県。仲間からはニノと呼ばれている。内緒で学校から本を借りて読んでいるんだ。アイムソーリー」
早川さんは、劇団を旗揚げした2002年から出演していますが主演は今回が初めてです。90歳を過ぎても舞台に立てる体力の秘訣は、毎朝4時に起きて、コップ2杯の牛乳を飲むこと。

主演 早川光さん(92):
「もう何日もないので毎日毎晩練習に力を入れている(演劇は)心と心が通じあうのが一番」
主演の早川さんと物語のキーマンは"歳の差80"
物語は、戦前アメリカから日本に贈られた「青い目の人形」がテーマ。