夫「直接言われるまで気が付かなかった」家計は全て女が管理「積み立てがあるから」

ブランド物や自動車など、明らかに娯楽費などにも使われていた会社の金。
夫婦の給与を大きく上回る出費をしていましたが、夫は気が付きませんでした。
家計は全て女が管理し、夫には「積み立てがある」と話していたということです。
裁判所「汲むべき事情はない」 懲役4年実刑の判決に
判決公判で裁判官は、義理の父の入院費用がまかなえなかったことが犯行のきっかけになったことについて「そのことが本件を正当化するものでは決してない」としたうえで、横領が続いたことについては「長期にわたって、高額の現金を横領した結果は重大で、収入実態に見合わない程度にまで生活水準を上げ、横領することへの抵抗感を希薄させていったことに汲むべき事情はない」と述べました。
加えて、裁判官は、女が判決公判までに567万円を会社に弁償したことに対し「被害額の1割にも満たない。残額返済の目途もないことから判決内容は相当」としました。
女には、67回に渡り合わせて約8670万円を横領した罪で、懲役4年の実刑判決が言い渡されました。
女が勤務していた会社の親会社の調査では、女による被害額は1億3000万円以上にのぼるとされています。