岸田総理は19日朝、自民党派閥・宏池会を解散すると表明しました。
山梨ともゆかりがあり、現在も2人の県関係国会議員が所属する「名門派閥」が歴史に幕を閉じることになります。

岸田総理:
「宏池会を解散するということを申し上げた」

派閥パーティーを巡る収支報告書の不記載を受け、岸田総理が「解散する」とした自民党派閥・宏池会。

現在、自民党で最も古い派閥で初代会長の池田勇人から岸田総理まで5人の総理を輩出し「名門派閥」とも言われています。

山梨県関係でも2001年から2006年まで堀内光雄元通産大臣が会長を務めていました。地盤である富士吉田市では宏池会の研修が行われるのが慣例で、去年9月の岸田内閣改造直後にも行われています。


県関係では現在、森屋宏内閣官房副長官と堀内詔子衆議院議員が所属しています。

森屋さんは「自分にとっては残念だが、総理の大きな決断なので応援したい」


堀内さんは「総理の考えを重く受け止めて尊重したい。今後も宏池会の精神は引き続き持って活動していきたい」とコメントしています。

二階俊博元幹事長:
「志師会を解散するという結論に至った」


一方、二階俊博元幹事長が会長を務める派閥、志帥会も先ほど解散する事を明らかにしました。

志帥会には長崎知事が参与として所属しています。

また県関係では赤池誠章参議院議員が所属する自民党最大派閥の安倍派も先ほどから議員総会を開いて、解散は避けられない情勢となっています。