相川車座 岩崎元吉士 代表
「佐渡全体だと思うんですけど、どんどん減便しているのが実情だと思います。運転手不足は聞くので、(便数が)増えることはないみたいですね」

島内で路線バスを走らせる新潟交通佐渡によりますと、島の玄関口・両津とメインの観光地・佐渡金山を結ぶ「本線」は1時間に2本ほどあります。さらに、観光客向けに島内のフリーパスを販売するなどもしていますが…

新潟市から来た人
「そんなに本数多くないから、時間のロスがありますよね。効率的に回れないですよね。バスの選択肢は、ほぼないです」

また、病院へ向かう人は…
「私は直接、病院に行く(バス)を利用しているのですけど、増やしてもらいたいんですけどね」

ネックになっていたのは便数の少なさ。増便できないその要因の一つとなっているのが、深刻な運転手不足です。
佐渡市によりますと、島内のバス路線をカバーするために必要なバスの運転手はおよそ40人ですが、現在担当できるのは35人ほどと必要な人数を割り込んでいて、不足分は休日出勤や時間外でカバーしています。

世界遺産登録となり観光客が増えた場合、佐渡市は臨時便や佐渡金山への直通便で対応するとしていますが、人手不足となっている運転手への負担がさらに大きくなることも懸念されます。