トラックドライバーの働き方改革により、春以降、これまで通り荷物が届かなくなるのではと懸念されています。いわゆる「物流の2024年問題」です。
物流会社は対応を急いでいますが、それぞれの努力だけでは解決できない実態があります。

新潟県三条市の物流会社「マルソー」です。グループ全体で486台のトラックを持ち、県内外に荷物を運んでいます。この春、物流業界に生じる大きな変化に渡邉雅之社長も頭を悩ませています。

渡邉雅之社長
「正直、ふたを開けてみないとわかりませんので、どのくらい影響が出るかっていうのは、これはもう誰もわからないと思う」

いわゆる「物流の2024年問題」です。
働き方改革の関連法により、これまで上限のなかったトラックドライバーの時間外労働が4月1日から年間960時間に制限されます。ドライバーは長時間労働が慢性化していて労働環境を改善するのが狙いです。

「私が始めた30年前から比べれば、(働き方は)かなり良くなってきてはいますね」
30年間、トラックドライバーとして働く小森義隆さんです。
なぜ、ドライバーは長時間労働になってしまうのか、小森さんに聞いてみると…
小森義隆さん
「荷待ちの時間だったり荷降ろし、積み込みの時間が長くなれば、休む時間も減ってくる」














