住吉 光 キャスター:
長崎の暮らし経済ウイークリーオピニオンです。平家 達史 NBC論説委員とお伝えします。
平家 達史 NBC論説委員:
今日のテーマはこちらです。
知らないと損する?金融リテラシー

金融リテラシーとは、お金に関する知識と判断力のことです。
金融リテラシーが高い人は、どちらかと言うとお金の使い方が上手だとされています。
一方、金融リテラシーが低いと『お金のトラブル』に巻き込まれたり、今まさに私たちが直面している、物価高をはじめとした『経済的ショックなどのリスクに対応できない』恐れが指摘されています。
住吉:
金融リテラシーという言葉、最近よく聞くようになった印象があるのですが、そうした知識や判断力の現状はどのようになっているのでしょうか?
平家:
日銀情報サービス局を事務局とする『金融広報中央委員会』が3年に一度、全国の18歳以上を対象に、『金融リテラシーに関するアンケート調査』を行っています。
■ ”金融リテラシー調査”で、長崎県は九州で最下位争い

この調査は『金融知識・判断力』に関する正誤問題と『行動特性・考え方等』に関する問いで構成されています。
問題の一例がこちらです──
Q: 一般的に『人生の3大費用』といえば、何を指すでしょうか?
(1)一生涯の生活費、子の教育費、医療費
(2)子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
(3)住宅購入費、医療費、親の介護費
平家:
正解は(2)です。
このように金融リテラシー調査は『生活設計や投資などに関する知識・考え方』を調べる内容になっていて、正誤問題 25問の正答率で、都道府県別の順位も出されています。
3年前の前回調査で、長崎県は全国『43位』という結果でした。
この調査が今年も行われまして、このほど結果が発表されました。
今月6日、日銀長崎支店の鴛海支店長が、今回の金融リテラシー調査の結果を発表しました。気になる長崎県の順位は?