長期滞在の需要の高まりに対応するため、「さかや」では、大きな投資に踏み切りました。

森晃社長:
「元々旅館だったところを2020年に取り壊して新しく立ち上げた。ここに3LDKのユニットがある」

2020年にオープンした、はなれ「寿命延(じょんのび)」。

およそ4億円をかけて3LDKを7室整備しました。


食事なしの素泊まりプランのみで、和の雰囲気で統一された各部屋には、長期滞在する上で不便さを感じないようにと、キッチンや洗濯機が備え付けられています。

森晃社長:
「非日常ではなくて、異なる日常にいるイメージ。旅館に泊まって旅館の料理を1週間食べ続けるのはあまり現実的な話ではないので、日常も持ち込みながら長い時間過ごしてもらえればいいかなと」

コロナ禍にオープンしたため、ようやく今シーズンになって予約が埋まりだしたといいますが、9割が外国人客で、平均宿泊数は7泊と、狙い通りの結果が出てきています。

日が暮れると、日中スキーを楽しんだ観光客などでよりにぎわいを見せるのが、温泉街の飲食店です。

この居酒屋も、こちらのバーも!

外国人ばかり!

長期滞在の外国人が多い野沢温泉ならではのもう一つの特徴が、「夕食を外で食べること」。

60年続く昔ながらの飲食店「池光食堂(いけみつしょくどう)」も…


外国人客で満席です。

台湾から(2日間滞在):
夕食はこのあたりで?
「そう、毎晩。この店は野沢温泉を訪れる度に来ている」
「小さな町で、温泉もあるし良いスキーリゾートだから、私たちはここがとても好き」