旅館さかや18代目 森晃(もり・あきら)社長:
「コロナ前並みな感じで入っていると思います」

大湯のすぐそばにある「旅館さかや」では、クリスマスの頃から外国人宿泊客が増え始め、1月はほとんど予約で埋まっています。

森晃社長:
「外国人の中の6割くらいはオーストラリアの方で、英語圏中心なので、アジア圏の中でも香港やシンガポールが多い」


冬の時期に村に宿泊した外国人は、観光協会が本格的に調査を始めた2013年シーズンは1万1000人余りでしたが、コロナ前の2018年シーズンには3万人近くにまで増加。

コロナ禍で激減したものの、昨シーズンは2万人ほどまで回復しています。

村では、2007年から長野や新潟の冬の観光地とともに英語圏をターゲットにした現地PRを毎年行っていて、その効果が一定以上現われているとみています。

さらに、村内を訪れる外国人は、スキーをメインにした5泊以上の長期滞在の人が多いことが大きな特徴です。


森晃社長:
「(国内では)白馬やニセコがスキー地として有名だが、そういったところで日本でのスキーを気に入った方が、もっと日本ぽいところないの ? と探したときに、一番真っ先に名前が挙がるのがいま、野沢温泉」
「スキーに加えて日本の文化や情緒も一緒に満喫出来るというところで選ばれている」