能登半島地震の被災地では宿泊施設などへの「2次避難」や仮設住宅の整備が急がれています。これから必要になることとは。2020年7月豪雨の被災地から考えます。
人吉市にあるビジネスホテルです。

松屋温泉ビジネスホテル 鳥越肖男 社長「水が来たのがこの辺」「天井や壁、床、全て変えた」

2020年7月、球磨川から氾濫した水は建物の2階まで押し寄せ、施設は営業がままならない状況に陥りました。

それでも、地域住民やボランティアのためにと被災の約2週間後から入浴施設を開放。さらに半年後には17部屋の客室全てを避難所として提供しました。

鳥越 社長「こういう時にしか色々なこと(支援)はできないと思って」
その経験から能登半島地震の被災者の現状が心配だと話します。
鳥越 社長「気も休まらないし、寝れないと思うんですよ。それに(今回の被災地は)寒いので。自分たちが経験すると災害というのは身に染みて感じる」

鳥越社長は被災者だったからこそ2次避難所の重要性を訴えます。一方で、長期化が懸念されるのが仮設住宅での生活です。2020年の豪雨では、発生から3年半たった今も県内で約730人が仮の住まいでの生活を続けています。

人吉市の仮設団地では月に1度、住民と市の職員などを交えた座談会が行われています。
仮設住宅入居者「みんなの健康の状態が分かるし、コミュニケーションで情報が上がる」

仮設住宅入居者「心のケア」

団地に3年以上暮らす伊高利子(いだか としこ)さん(77)です。この日は週末に団地を退去する伊高さんの送別会でもありました。

伊高利子さん「ちょっと寂しいけど。いつでも呼んでもらったら来ます」
人吉市では、12月一つ目の災害公営住宅が完成したばかり。息の長い支援が求められます。


















