被災で薬が不足…症状が悪化した統合失調症の患者

次に向かったのは小中学校の避難所。診察室を訪れたのは統合失調症を患う男性と家族。これまで薬で症状を抑えていましたが、地震の影響で薬が不足して、症状が悪化してしまいました。
(小南医師)「どうですか、息子さんの様子は?落ち着かないような感じは?」
(患者の家族)「そんなに普段と変わらないんですけど、きのうから幻覚が見えはじめたので」
(小南医師)「何か見えない声と会話されているとか、独り言を言っているとかはどうでしょうか」
(患者の家族)「見えない声にはしょっちゅう反応しています」

これまでに処方されていた薬は届きましたが、ただ単純に投薬を再開すればいいというわけではありません。
(小南博資医師)「お薬を中断している場合、一気に再開すると重大な副作用が起こりますので、お薬を一部減らしてお渡ししようと思っています」
こうした専門的な知識を持つ医師は被災地に多くいるわけではありません。続く避難生活。精神疾患を患う患者にとっても厳しい環境が続きます。














