◆熊本地震よりも高い地震発生率、対策が急務
福岡県独自の耐震化されたモデルハウス。住宅の模型で、補強していないものと、したものを揺らして、どれぐらい揺れが違うのか見せてもらいました。

補強されていない模型は横揺れが激しい一方、補強された方は揺れが少なくなっているのがわかります。福岡県によりますと、県内の住宅で耐震化されているものは全体で89・6%に上る一方、木造住宅に限ると78・3%と耐震化が進んでいるとはいえない状況です。

地震はいつ、どこで起きるかわかりません。2016年の熊本地震は、およそ30年の地震発生確率がほぼ0%~0.9%という確率の中で発生しました。これに対し、警固断層帯の30年以内の地震発生確率は0.3%~6%とはるかに高くなっています。いつ大きな地震が起きてもいいように、対策を講じておくことが重要です。