能登半島地震の発生から2週間が過ぎました。災害が起きた時、何よりも大事になる「水」。被災地で活動した人に現地の状況を聞きました。

いま、熊本から。私たちができることは?

地震発生4日目。熊本市上下水道局の職員が給水車などに乗り込み熊本を出発しました。向かったのは石川県能登半島の先端に近く、震度6弱の揺れを観測した能登町です。

熊本市上下水道局水道整備課 東勝広 課長補佐(52)「住民すべてが被災者と聞いている」

約6200世帯すべてが断水していました。

熊本市上下水道局水道整備課 平島拓也 主任技師(32)「(被災者は)山の水を汲んで煮沸して飲んだりしていたが、衛生状態が悪くお腹を壊した人もいた」

安全な水が確保できない場所も多くあったといいます。

災害が起きた時、何よりも大事になる「水」私たちは経験していました。

「この長い列、給水を待つ人達です。何百人もの人が列をなしています。熊本市内断水の影響が深刻です」

熊本地震本震の直後、熊本市全域が断水へと陥りました。職員には8年前の光景が蘇ります。

熊本市上下水道局水道維持課 木村健士朗 主査(38)「熊本地震では給水場に長蛇の列ができて、市民に水を配るのに時間がかかってしまった。そうしたところが一番悔しかった」

その経験から職員は、被災者を寒い屋外で待たせたくないと給水車が浄水場から避難所に到着する時間を細かく被災者に伝えました。

一方で、言葉を交わすことで違う効果もあったと話します。

熊本市上下水道局水道維持課 西原太陽技師(21)「応急給水活動の時に『今、どういう状況ですか』など何気ない会話をすることで安心したり、気が楽になってくれる人もいた」

東 課長補佐「『必ず復旧して安定した街に戻っていきますから』と私たちも熊本地震で同じ経路をたどった者として言葉をかけさせてもらった」

今後も支援は続きます。