絶え間ない余震…奇跡の救助の一部始終
隊員らは倒壊した建物の間にできたわずかなスペースに入り、住民らを捜索。

高岡消防署・特別救助隊 辻拓朗隊長:「要救助者は背面からライトで自分たちの位置を照らしてくれて、ライトが見えたので近くに行くと倒壊している建物の隙間に身を置いていた」
住民らは幸いにも"高さ1メートルほど"のわずかな隙間に身を寄せていました。

早急な救出が求められる一方で"余震"が隊員たちを襲います。
救助隊のやりとり:「今ここに父さんがいて、左側で奥さんが机に挟まっている」「津波第一波が来てます、津波第一波もう到着済み」

余震と津波の恐怖。地震の少ない富山では、余震が続く中の救助活動は隊員らも経験がなかったといいます。
高岡消防署・特別救助隊 辻拓朗隊長:「余震が続いている中で怖い思いもあったと思うけど、隊員は諦めない目をしていたので、本当に頼もしかった。絶対に1人では救助できないような現場だった」
