「子供たちの居場所」が限られている
夕方、学校終わりの子どもたちが続々と集まってきました。
ただ、ここは自分たちの家ではありません。

NPO法人ヒミツキチが休眠預金を活動して事業を行っている宮崎市高岡町「むかさ・こどものいばしょフルフル」です。

(フルフル現場責任者・一ノ瀬久美子さん)「おかえりなさい~!」
子どもたちを出迎えるのは現場責任者の一ノ瀬久美子さん。
高岡で生まれ育ち、現在、2人の子どもを育てる一ノ瀬さんは、「子供たちの居場所」が限られていると感じてきました。
(フルフル現場責任者・一ノ瀬久美子さん)「高岡地区にはまず児童館がないんです。宮水流地区にいたっては公園もないし、子どもたちが集まって遊ぶ空間がすごく少ないなと自分が子育てをしている中ですごく思っていて、子供同士が遊ぼうって言い合えて、集まってそこから遊びが生まれるようなそんな場所ができたらいいなと」

去年9月からスタートした「フルフル」は週に2回、午後2時から6時まで開かれていて、毎回、30人ほどの子どもたちが利用しています。
