地元の中学生も手伝いに
(一ノ瀬さん)「またやんちゃやっているので、目を光らせてください」
(中学生)「ここはとても楽しい場所でいるだけでニコニコ」

また、保護者にとっても欠かせない場所になっているようです。
(保護者)「ありがたいですね。毎日一日家にいるというのは、目の届かないところなので、週2日くらいでも大人の目があるのはすごくありがたいです」

子どもたちが自分らしくいられるように。
さらに、地域のつながりを感じられる場所にしたいと一ノ瀬さんは意気込みます。
(フルフル現場責任者・一ノ瀬久美子さん)「やっぱりずっと続けていきたいなというのが思いでいつかはここで育った子たちの子どもが来る場所になるかもしれないし、なんかそうやってつながっていく空間、人と人ともつながるし、命と命もつながるしみたいな。そういう空間になっていったらいいなと思います」

ある程度、学年が上がればどこでも外に遊びに行きなさいと言いたいところですが、簡単にそういうことも言えない時代になってきています。
公園で子どもが遊んでいると「子供の声がうるさい」という苦情も市に寄せられているということで、子どもたちをどこで過ごさせたらいいのかと頭を抱える保護者も多いのではないかと思います。
こうした子どもの居場所づくりは、どの地域でも共通の課題だと思いますが、今回取材した地域では一ノ瀬さんが奮闘していることでこの取り組みが成り立っています。
子どもを地域で見守るための人材を各地でどう確保していくかが、課題となりそうです。