地震発生から16日目を迎えた能登半島。きょう氷点下の冷え込みとなり、雪が降るところもありました。被災地の輪島市では、あすから中学生の集団避難が始まります。
記者
「珠洲市内では道路に上にあるがれきや家財の上にも雪が降り積もり、撤去作業などが難しい状態になっています」
能登半島はきょうも厳しい冷え込みとなり、輪島市三井でマイナス2.8度などを観測しました。
輪島市ではあすに控えた中学生の「集団避難」の準備が…
「このまま上がります。(Q.このままで上がるんですか?)いや、怖いですから。(Q.土足のままで?)はい」
中学1年生の加川桜馬さんと母親の千春さん。地震で住めなくなった自宅は天井が落ちたほか、台所はモノが散乱して手つかずの状態になっています。
きょうは避難先に持っていくパソコンとテニスのラケットを取りにきました。
親元を2か月ほど離れることになる今回の集団避難。案内から回答まで期限はたった「43時間」だったといいます。
中学1年生 加川桜馬さん
「行きたくないのはあったけど、みんなが行くなら行くという感じ。2か月は長いけど、そんくらいやったら大丈夫」
母親 千春さん
「賛成です。ここは風呂も入れないし、水もないし、電気も来ない」
加川さんが通う輪島中学校は、いまは避難所になっています。
記者
「いまもなお多くの方が避難する輪島中学校です。このように被害が大きく、早期の授業再開は難しい状況です」
大きく亀裂の入ったグラウンドに、ゆがんだテニスコート。校舎や体育館は地震で大きく壊れ、授業の再開のめどはたっていません。
生徒たちが向かうのは、およそ120キロ離れた白山市。
記者
「集団避難の受け入れ先となっている施設です。建物の2階や3階の窓からは、2段ベッドが置かれた部屋が見えます」
集団避難に同意したのは、輪島市の全中学生の6割にあたるおよそ250人で、白山市での授業がどのように行われるかは調整が進んでいます。
他の自治体でも中学生の集団避難が検討されていますが、突然、決断を迫られた親子にはこんな思いも…
中学1年生 加川桜馬さん
「こっちの方が生活はつらいけど家族がいるので安心する」
母親 千春さん
「行きたいよ、一緒に。地震を忘れろと言っても忘れないだろうけど、忘れて生活してほしい」
迷いを抱えながら加川さん親子はあすの出発を待ちます。
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