押し寄せた津波の高さか…二階へ上がる階段の途中にあったスリッパ

そして階段の真ん中には、本来あるはずのないスリッパが置き去りに。津波がこの位置まで押し寄せて来たのだといいます。


住民の男性
「下の戸が割れる音がしたんで、急いで出ようと思って。海はもう潮が引いたのが分かったんで。ショックというか…。何も考えられん」


男性は、一緒に住む妻と90代の母とともに高台へ逃げ出し、無事でした。

多くの家屋が甚大な被害を受けた寺家地区の孤立状態は解消されたものの、避難所では電力が復旧せず、薄暗い空間での生活を強いられています。


また、避難者の8割が高齢者で、十分な食事もままならないといいます。