能登半島地震の被災地支援のため、沖縄県医師会は救護医療班「JMAT沖縄」として医師や看護師など6人を今月7日から石川県に派遣しました。

12日に沖縄に戻った「JMAT沖縄」第一陣の医師などが報告会を開き、医療関係者も被災して避難所などに医療が行き届いていない被災地の現状を話しました。

【JMAT沖縄代表 出口宝医師】
「被災集落とか避難所へ本来であればさっと色んな支援の手が入るが、円滑な支援が入れない状況だった」

いまだ被害の全容が把握できず、第一陣では直接的な医療活動には当たれなかったという事ですが、代表の出口医師は、沖縄県内の新型コロナ対策で培われた「入院待機ステーション」のノウハウが、介護施設への入所を必要とする被災者の支援に、活かすことができたと活動を振り返りました。

JMAT沖縄は第二陣がすでに石川県内で活動を始めていて、今後も継続して医療チームが派遣されることになっています。