
こうした想定に加え、今回の能登半島地震では支援物資が被災者に届くまでに時間がかかっていることなどを踏まえ、秦准教授は命を守るためにまず重要なのが自らを守る「自助」だと強調します。
秦 准教授:
食料・飲料水の備蓄や家具の固定、住宅の耐震化といった地震対策で必要とされている基本的な備えを今一度見直して徹底する必要がある。

水や食料の備蓄について、政府は1週間分の備えを呼びかけていて、秦准教授はこのほか山梨大学などが作成した非常時の持ち出しリストを参考に備えを進めてほしいとしています。さらに…

山梨大学 地域防災・マネジメント研究センター 秦康範准教授:
地震災害はいつ起きるかわからないので、家が住めなくなったときにはどこの避難所に集まるかとか、家族で緊急時の取り決めを確認しておくことが大事。
1人1人が防災意識を高めることが、被害を最小限に抑える最善策といえます。