住宅の倒壊が相次ぐなど死者が200人を超えている能登半島地震は発生から11日目です。

防災の専門家は山梨でも同じような規模の地震が起こるリスクはあるとした上で、支援が遅れる可能性を踏まえ、自らを守る「自助」の重要性を訴えています。

元日に発生した能登半島地震。

住宅の倒壊が相次いだほか土砂崩れなどで道路が寸断され、11日午後2時時点で22地区で2562人が孤立状態にあります。

山梨大学 地域防災・マネジメント研究センター 秦康範准教授:
能登半島地震で起きた被害が県内で同じように起き得るという認識を持つ必要がある。土砂災害や土砂崩れが起きると道路が寸断される。山間地域の孤立集落は膨大な数になるし、道路の啓開(通行再開)はかなりの時間がかかる。能登半島で起きているような1週間、10日経っても道路が通じないということは山梨でも起こり得る。

防災の専門家で山梨大学の秦康範准教授は、こうした災害が起きると山梨県民はパニックに陥る恐れがあると指摘します。