能登半島地震で避難する人たちを炊き出しで支援しようと、山形県鶴岡市のNPO法人のメンバーなどがきょう出発しました。提供するのは、あたたかい「寒だら汁」です。
きょう出発したのは、NPO鶴岡災害ボランティアネットワークのメンバーや栄養士など5人です。
5人は、現地と連絡をとったところ、避難者の多くは温かいものを欲しているという声を聞いたため、

およそ320人が身を寄せている石川県珠洲市の小学校で炊き出しを行うことを決めたということです。そこで提供されるのは、庄内の冬の味覚「寒だら汁」。
また、炊き出しで使用する大鍋には、鶴岡市民などから寄せられた「1日も早く日常が戻ってくるよう願っています」などといったメッセージが書かれていて、避難生活を送る人たちを少しでも勇気づけたいとしています。
NPO鶴岡災害ボランティアネットワーク・村井勢一代表「物ではない鶴岡の心を届けたいと(鍋に)寄せ書きをしてもらった」
5人は、きょう午後1時ごろ庄内産のタラや、ネギ、白菜、大根などを車にのせ、鶴岡市役所から避難所となっている珠洲市の小学校に向けて出発しました。
NPO鶴岡災害ボランティアネットワーク・村井勢一代表「厳しい寒い状況の中で過ごしているのでその中で(寒だら汁で)休まる時間があればと思う」

5人は、あすの昼食で、500食分の寒だら汁をふるまうということです。














