舌のリセットに「うまみパウダー」

濃い味に慣れてしまった「舌」をリセットするには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
工藤医師によると、舌のリセットにいい食材は▼昆布▼にぼし▼かつお節。
おすすめは、これらの食材を使った「うまみパウダー」です。

【材料】
かつお節・・・30g
煮干し・・・10g
刻み昆布(塩分不使用)・・・10g
緑茶の茶葉・・・5g
【作り方】
(1)フライパンを中火にかけ、煮干しをちぎって乾煎りする
(2)パチパチと音がしてきたら、かつお節を入れて空気を含ませるようにかき混ぜながら、さらに乾煎りする
(3)鰹節が軽く握るだけで崩れる状態になったら、ミキサーに刻み昆布・緑茶・(2)を入れ細かくなるまでかくはんする。粉末状になれば完成。

この「うまみパウダー」(大さじ1)にお湯(150~200ml)を注いでスープを作り、食前に飲むことで、食事の満腹感を高め、食べ過ぎ防止の効果があるそうです。
コメンテーター 朝日奈央(うまみパウダースープを試食):
良い香り。意外と味がある。旨味を感じます。若干薄いですけど。
濃い味に慣れている人は、このスープを薄く感じる方が多いそうです。
工藤あき医師:
大体これを初めて飲まれた方は、「美味しいまで行かないかな」という感想を持たれる方が多い。
ただ、味覚がリセットされるとだんだん美味しいと感じますので、続けていただければ。
恵俊彰:
飲むタイミングは?
工藤あき医師:
食前がおすすめです。あとは小腹がすいたときもいいですね。手軽なんですけど、スープを飲むだけで食事の満足感も増しますので、そういった形で取り入れていただければと思います。
スープとして飲むだけでなく、サラダやお茶漬け、納豆など、料理の味付けに活用するのもおすすめです。
「舌磨き」も効果的
また、旨みを味わうために、舌磨きをすることも効果的です。
毎朝一回、優しくこすりすぎないように注意してください。
工藤あき医師:
舌を綺麗な状態にしてあげると、しっかりと舌の細胞が味を感じることができる。決して強く擦る必要はないんですけれども、1日1回程度舌のケアもしてあげると非常に良いです。
恵俊彰:
舌ブラシ、売ってますもんね。
腸内環境を整えるには

正月太り解消でもうひとつ大切なのは、「腸内環境」を整えること。
工藤あき医師:
正月などで、高タンパクや高脂質の食事や飲酒をすると、体にとって良い働きをしてくれる有用菌が減ってしまって、腸内の悪玉菌が増えてしまいます。
腸内環境は全身に影響しますので、代謝が落ちて太りやすくなる“デブ腸”につながってくるんです。
大切なのは、「発酵食品」と「食物繊維」が多い食生活に切り替えることです。
「発酵食品」には善玉菌がたくさん含まれ、「食物繊維」が善玉菌のエサとなり善玉菌を増やしてくれます。
無糖ヨーグルトに、豊富な食物繊維を含む「おからパウダー」を合わせるのが工藤医師のおすすめ。
工藤あき医師:
ヨーグルトには、悪玉菌の増加を抑制してくれるような乳酸菌が入っていますし、おからパウダーはすごく良質なタンパク源であるだけでなく、食物繊維が多く含まれている食材なんです。
ヨーグルト4に対しておからパウダー1ぐらいの割合で混ぜると、コクのあるヨーグルトになります。
これを毎朝摂ると代謝が上がり、“やせ腸”につながります。
(ひるおび 2024年1月10日放送より)














