年末年始の贅沢な食事。「正月太り」が気になっているという方も多いのではないでしょうか?
太りにくい体作りには、「味覚のリセット」と「腸内環境」が大切。
消化器内科医で、腸活に注力する工藤あき医師に教わります。

「正月太り」の原因

◆糖分・塩分・脂肪分が多い食事を高頻度で食べてしまう
◆1日を通してだらだら食事してしまう
◆寒いなどで外出せず消費カロリーが減る

工藤内科 工藤あき副院長:
年末年始はご馳走を食べる機会が増えますよね。家族が集まるのですき焼きなどを食べたり、お正月はおせちを食べ、お酒を飲む機会も増えると思います。
お客さんや子ども向けにお菓子を用意したり、とにかく糖分・塩分・脂肪分が多い食事を高頻度で食べてしまうというのがこの時期の食事の特徴です。
寒いので外に出ず家でゴロゴロという方も多いので、食べている割には体を動かさずに消費カロリーが減ってしまって、結果的に太る
これを「正月太り」といいます。

対処するために必要なのが・・・
贅沢な食事に慣れた『味覚のリセット』と『腸内環境を整える』ことです。

濃い味に慣れた舌“デブ味覚”をリセット

工藤あき医師:
人間が「もっと食べたいな、美味しいな」と思うのは、脂肪分・塩分・糖分が多い濃い味です。年末年始の食事は濃い味の食事がどうしても多いので、舌と脳がこの味に慣れてしまっているんですね。
これを解消するために、旨みで満足する舌にしてあげると、濃い味に慣れた“デブ味覚”から、“やせ味覚”に変えることが期待できます。

工藤医師によると、“やせ味覚”になれば旨みを摂るだけで食事の満足度が高まります。
食べ過ぎを防ぎ、脂肪分・塩分・糖分を抑える効果が期待できるそうです。