中国で暮らす「台商」20万人の本音

台湾総統選を1か月後に控えた2023年12月。
北京市内の台湾料理店に中国で暮らす台湾の人たちが集まった。テーブルを囲んだ20数名の共通点はビジネスチャンスを求め、台湾よりも大きな市場である中国にやってきたということ。

彼らのように海外を拠点に活動する台湾のビジネスマンは「台商(たいしょう)」と呼ばれる。中国には製造業、金融業を中心に約20万人いるといわれ、人口約2300万人の台湾の1%近くを占めている。

なぜ中国でビジネスをすることを選んだのか。そして今回の総統選に何を期待するのか?「台湾と中国」の関係をどう思っているのか?私は彼らの考えを知りたいと思った。

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