大町市の特産品「凍りもち」作りが始まりました。
9日に企画されたのは、凍りもちの製造現場に潜入するツアー。
学んだのはなんと「撮る技術」です。


大町市の加工場で朝から行われていたのは、伝統食品の「凍りもち」作りです。

その周りには…カメラを構える人たち。

開かれたのは、カメラ撮影のガイドツアーです。

隠れた観光資源をPRしようと、市の観光協会が企画した「信濃大町穴場旅」の一つで、県内から10人が参加しました。

大町市を中心に活動するフォトインストラクターが講師を務め、光を意識した撮り方や、縦・横の使い分け方など撮影技術を伝授。

講習を受けて、いざ、実践です。

普段は景色や花など、動かないものを撮る人も多く、参加者たちは試行錯誤をしながら様々な角度でシャッターチャンスを狙います。

参加した男性:
「こういう機会がないとここまで入れないし、来た甲斐がある」

8日から始まった凍りもち作り。

手作業で手間のかかる工程一つ一つを実際に見られることも醍醐味の一つです。

この日のベストショットを見せてもらうと…。

女性:
「働いている方は手が動いているのでその辺の動きは、電車などの動きとは全く違った」

スマホで撮影したという男性は…

男性:
「切り取ったその瞬間の奥行きとか立体感を出せるように、湯気とか使って工夫してみた」

最後は、試食会でしっかり味わって凍りもちを存分に堪能。

今回撮影した写真は、今後、観光協会のサイトで発信する予定だということです。