真珠養殖の過程で廃棄されるアコヤガイから新たな特産品を生み出そうと、高校生が貝殻などを再利用し製作したアクセサリーの展示が、愛媛県宇和島市で行われています。
宇和島市丸之内の観光情報センターでは、宇和島東高校津島分校の生徒がアコヤガイの貝殻や規格外の真珠で作ったイヤリングなどの、アクセサリー4種類が展示されています。
この展示は、真珠養殖について学ぶ地域学習の一環で行われているもので、デザインから製造までを高校生が手掛けています。
真珠を取り出した後のアコヤガイの貝殻は、一部がボタンや肥料などの原料として再利用されているものの、ほとんどが廃棄されてしまいます。
そこで高校生らは奈良県の企業と連携して、貝殻を特産品に活用するビジネスプランを企画し、製品づくりをはじめました。
(生徒)
「私達高校生がアクセサリーを作っているのを知ってもらって、宇和島の真珠を沢山の人に知ってほしい」
(宇和島東高校津島分校・葛川公美教諭)
「授業を通して地域の方と関わって、自分達が地域の一員であること地域の方に見守られているいことを知って学んでもらえたら」
(真珠養殖業者)
「(真珠養殖は)津島町を支えてきた産業なので、これからも継続して次の世代につながっていけたら」
高校生たちが製作したアクセサリーは、1月末まで宇和島市の観光情報センターで展示されています。
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