京都で14日に行われる皇后盃 第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会の記者発表が9日、オンラインで行われ、各都道府県のエントリー選手が発表された。

昨年、中学生区間の3区(3㎞)で17人抜きの快走を見せたドルーリー朱瑛里(津山高1年)は岡山でエントリー。東京はマラソンで日本歴代2位(2時間19分24秒)の記録を持つ新谷仁美(35、積水化学)を登録し、出場すれば2020年以来4年ぶりとなる。

その他、兵庫には2023年世界陸上ブダペストの女子5000mで26年ぶりに8位に入賞し、9月のダイヤモンドリーグブリュッセル大会女子5000mで日本記録をマークした田中希実(24、New Balance)。秋田にはパリ五輪マラソン代表に内定している鈴木優花(24、第一生命)、長崎は世界陸上ブダペスト女子10000mで7位に入賞した廣中璃梨佳(23、JP日本郵政G)と各チームに日本トップ選手が登録された。

能登半島地震の被災地・石川には去年のクイーンズ駅伝の1区(7㎞)で区間新記録をマークした五島莉乃(26、資生堂)がエントリーされた。石川は現時点でエントリー変更等はないというが、通常2人となっているエントリー変更を、規定以外の枠で承認するとしている。当日は募金活動も行われる。

中学生区間で注目されるのは岡山の黒田六花(京山中3年)。父は3000m障害でインターハイ優勝の実績を持つ黒田将由さん、兄は今年の箱根駅伝2区で7人抜きの走りを見せた青山学院大の黒田朝日という陸上一家。同じ岡山のドルーリー朱瑛里に次ぐニューヒロインの誕生に期待がかかる。

クイーンズ駅伝優勝の積水化学から8人、大学女子駅伝2冠の名城大から10人、高校女子駅伝優勝の神村学園から6人、準優勝の仙台育英からも6人がエントリーなど、まさに”オールスター戦”。全9区間、42.195kmで争われる。

写真は左から田中希実選手、新谷仁美選手、ドルーリー朱瑛里選手