海から100メートル 津波警報に住民は

記者:「海からほど近い女良地区です。こちらの住宅も家が傾き窓ガラスが割れ今も手つかずの状態になっています。さらにあちら倒壊している住宅もあります」

市内でも海岸に近い氷見市中田の女良(めら)地区。住民は88世帯およそ200人で、そのほとんどが65歳以上の高齢者です。

女良地区防災会元会長 山口哲夫さん:「ここですね。ここは海抜3メートルですね。やっぱり乗り越えてきたたこっちは被害は出ると思います」

女良地区の防災会元会長山口哲夫さん。地震発生時は帰省していた娘夫婦と孫2人の合わせて6人で自宅にいました。

山口哲夫さん:「こうやって上下もあったし横揺れがあったような気もとにかく外に出るしかないなと。とにかく逃げるそこですね」

山口さんの妻:「どーんと来たら。もうみんな腰が抜けるような気持ちで。緊急で津波が来る可能性がありますって言うんで何にも持たなくても命一つあれば大丈夫やと思って。もう鍵も家かける余裕もないし何とか命助かれば何とかなるやろうということで道神社へ逃げていったという感じですね」

山口さんは揺れが収まるとすぐに玄関へ。玄関まで避難に支障がないか確かめるためです。地震発生から2分後には津波警報が出され、山口さんは家族で避難の準備を始めました。