南アフリカで交際相手を射殺したとして殺人の罪で服役していた両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス受刑者が5日、仮釈放されました。

ピストリウス受刑者(37)は、2013年のバレンタインデーに南アフリカの自宅で交際相手でモデルのリーバ・スティーンカンプさんを射殺。ピストリウス受刑者は「強盗と間違えた」と主張していましたが、殺人の罪で有罪となり2017年に禁錮13年5か月が言い渡されました。

その後、服役していましたが、南アフリカ当局は5日、ピストリウス受刑者を仮釈放したと発表しました。

地元メディアによりますと、南アフリカの法律では、すべての受刑者は刑期を半分終えた時点で仮釈放の対象となります。ピストリウス受刑者には、刑期満了までは飲酒の禁止やメディアの取材を受けないことなどの行動制限が課されます。

ピストリウス受刑者はかつて両足義足のランナーとしてオリンピックとパラリンピック両方への出場を果たし、「ブレードランナー」と呼ばれるなど、世界で人気を博していました。