食の流通拠点である盛岡市中央卸売市場は5日が仕事始めで、威勢の良い掛け声とともに初競りが行われました。

盛岡市羽場にある中央卸売市場では5日朝早く内舘茂市長も出席して初市式が行われ、関係者およそ150人が恒例の手締めで一年の商売繁盛を祈りました。

野菜や果物を扱う「青果部」でさっそく行われたのは、「宝船」の競りです。リンゴやイチゴ、ホウレンソウなどが盛られた5艘の「宝船」が競りにかけられ、このうち県産ひとめぼれの「金色舞」や「いわて南牛」が入った宝船は10万円で落札されました。
宝船の売り上げ金は県社会福祉協議会のほか、元日に発生した能登半島地震の被災地・石川県へ義援金として送られる予定です。