2024年は幕開けとともに全国を揺るがす災害や事故が相次ぎました。青森県内でも交通機関が乱れてUターンラッシュを直撃するなど様々な影響が広がりました。

2024年の元日。新たな年の幸せを願う人で県内各地の神社は大きな賑わいをみせました。

初詣客
「地元八戸がどんどん、龍が上っていくように盛り上がってほしいなと思います」「物価が上がっているとすごい実感したのでその分、給料もあがってほしい」

穏やかな年明けだった県内に大きな衝撃を与えたのが…。1日午後4時すぎに発生した石川県能登地方や能登沖を震源とする最大震度7の地震です。

青森県内は日本海沿岸に約18時間にわたり津波注意報が発表され、深浦では30センチの津波を2回観測しました。

鰺ヶ沢町民は
「正月早々大変だな」
「(地震があれば)みんなで高台へ逃げようと話はしている」

地震の影響で交通機関も大きく乱れ、東北新幹線は上りと下りあわせて38本で運転の見合わせと遅れが発生しました。そして、翌2日にさらに全国の交通機関に大きな影響を与える事故が発生します。

東京・羽田空港の滑走路で日本航空と海上保安庁の機体が衝突、滑走路が閉鎖されてダイヤは大幅に乱れました。青森県内では羽田空港への発着便の欠航と引き返しは4日までに青森空港が11便、三沢空港が6便となり、ピークを迎えたUターンラッシュを直撃しました。

青森空港・羽田便が欠航になった人
「あしたから仕事があるので、できれば帰りたいんですけど帰る手段がなくて新幹線とかも全部、空きがないんですよね」

青森空港出発の羽田便は5日も一部の便の欠航が決まっているほか、遅れが終日発生する可能性が高いということです。

青森空港・羽田便の乗客
「始まりとしては不安ですけど、ここからまたよくなるようにしていかないといけない」

年明けから全国を揺るがす災害や事故に県民が願うのは「この一年の無事と発展」です。