文部科学省は、能登半島地震による影響で、富山県や新潟県にある国宝などの文化財に被害が確認されたと明らかにしました。

富山県では高岡市などにある15の文化財で、新潟県では佐渡市などにある5つの文化財に被害が確認されました。

高岡市にある国宝の瑞龍寺では、灯篭が2つ倒壊した上、白壁のひび割れなどが見つかり、同じく国宝の勝興寺では、本堂内陣の柱2本の金箔に裂け目が確認されたということです。

佐渡市では、重要文化財に指定されている妙宣寺五重塔の屋根3か所で瓦が落下するなどの被害があり、新潟市では同じく重要文化財の新潟県議会旧議事堂で窓ガラスの破損を確認しています。