1日の能登半島地震で青森県の日本海沿岸に発表されていた津波注意報は、2日午前10時に解除されました。県内で被害は確認されておらず、フェリーも運航を再開しました。
気象庁は、能登半島地震に伴い1日午後4時過ぎに発表していた青森県の日本海沿岸の津波注意報について、2日午前10時におよそ18時間ぶりに解除しました。県内では1日夕方に深浦で30センチの津波を2回観測していましたが、県によりますと地震や津波による被害はこれまでのところ確認されていません。

※鰺ヶ沢町民は
「正月早々大変だな」
「(番組が)急に変わってびっくりしました。(最初は)大きい地震ではないと思ったのですが」
「(地震があれば)みんなで高台へ逃げようと話はしている」

県内では自主避難所が五所川原市の市浦地区と深浦町に開設され最大で9人避難しましたが、すでに避難所は閉鎖されています。また、フェリー各社は、津波注意報の解除を受けて青森ー函館と大間ー函館航路はダイヤは乱れていますが運航を再開しました。

※フェリーの利用客は
「ほっとしました。フェリーが動かないかもしれないと焦っていたけどよかった」「(津波注意報が)解除されたけどどうなるか分からないのでこれから。帰りがちょっと心配」

気象庁は青森県の日本海沿岸を含め、津波注意報が発表されていた沿岸では引き続き津波に伴う海面変動が観測されていて、今後1日程度は継続する可能性が高く、海に入っての作業や釣りなどは十分な注意を呼びかけています。