ふじい動物病院 藤井浩平 獣医師
「ペットは同行避難と言って、避難所に飼い主と一緒に行けるんですが、ペットは外で室内には入れません。ですから、おのずと在宅避難や車中泊避難を選択する場合が多いとは思います。
これに関しては各自治体がペット可の避難所を早急に整備する必要があると思います」
自治体によって異なりますが、避難所に同行避難した場合、ペットの飼育スペースは、飼い主の居住スペースとは異なり、リードを着けた上で、飼い主が持参したケージやキャリーバッグの中などで飼育することが求められているということです。
ふじい動物病院 藤井浩平 獣医師
「動きを制限されることは、どんな動物にとってもストレスそのものだと思います。避難所で一番重要なのは飼い主がペットの性格や持病の有無を把握し、互いに極力ストレスフリーな環境を整えてあげることだと思います。
仮にストレスがかかることにより持病の悪化も考えられますし、最悪の場合、亡くなることも考えられます」

そのため、災害時に受け入れ可能な動物病院を確認しておくことも大切だといいます。
一方、様々な人が共同生活を送る避難所でペットを飼育する場合は、動物が苦手な人やアレルギーを持っている人などもいるため、当然ほかの人への配慮が必要となります。